〈祝〉もう2月ですが・・・明けましておめでとうございます!


今年の元旦は、20年ぶりだっけ?長い事優勝から遠ざかっているマリノスの天皇杯優勝を国立競技場で見とどけてから、箱根でゆっくりとオフを過ごす予定を立てていたんだけどな~

というのも、リーグ戦終盤からマリノスの強さ(守備の統率力)主力選手のコンディションが際立って良かったし、天皇杯にもその良い状態のまま4回戦のレッズ、準々決勝のグランパスと2強を倒して準決勝のレイソル戦に臨めたからね!しかも、そのレイソルは、レアンドロや橋本など主力数人が出場停止。
お互いのチーム状態を考えてもマリノスが決勝に進出する可能性は高かった。
しかし・・・結果は、0-1で敗戦。

マリノスは、リーグ戦同様、立ち上がりからより高い位置でボールを奪ってショートカウンターを狙うサッカーを展開。
逆にレイソルは、主力が不在とあって、シンプルではあるけど前線にロングボールを多用してマリノスの良さを消し、DFラインの弱点をつく戦術をとった。(1点目は、まさに弱点をつかれた。)
マリノスも決して悪い内容でもなかったし、少ない決定機をものにしていれば結果は違っていたのかもしれない。

ただ、それを上回るものがレイソルの選手にあったんだよな~
綺麗なサッカーじゃなくても、90分間相手より走って(ボールへの反応の速さ、球際の粘り。)何が何でも勝つ!といった、この一戦にかける気持ちは凄まじいものがあったし、そんな選手を苦しいチーム状態の中でも躍動させて、勝負に徹する采配を仕掛けて勝ち切ってしまうネルシーニョ監督の手腕は、流石だった!改めて、ネルシーニョの凄さを感じさせてもらった!

自分もネルシーニョがヴェルディの監督時に、何度か対戦したけど、状況によって変化する戦術、選手起用、選手交代のタイミングなんかは、戦っていて物凄く嫌だったからね!
毎試合よく自分のサイドを狙われたからな~(笑)
それに、当時のヴェルディの選手(試合に出れない控え選手までも)が、とにかくネルシーニョの考えは凄いぞ!ネルシーニョに言われたら納得!共感できる!と口を揃えて言っていたくらいだから、おそらく選手からの信頼は厚かったんだろうね!

やはり、監督も選手も1人の人間、どんなに立派な言葉を並べたり、高度な戦術をやろうとしても心の繋がりが深くなければ、選手には響かないんだよね!


この監督の為に!この監督、このチームと共に優勝したい!と選手が本心で思ってもらえるような人間性、信頼関係の構築なくして(勿論サッカーを熟知していなければいけない)チームが同じ方向に向かえない事は、自分も選手としての経験の中で強く感じたし、現在、指導者としての立場でも最も重要視して取り組んでいる部分。

この部分も含めて、指導者としても人としても、まだまだ学ぶべき事がありありですが、
今年もたくさんの感動を与えてくれるサッカー、人として成長を促してくれるサッカーに携われる事に感謝して、 子供達の頑張りに負けないよう、オッサン頑張っていきます!

写真は、年末に行われた、キクマリ座談会の模様。
サッカーでは、味方に気の利いた優しいパスを繰り出す俊輔!
こういった場のトークでも食事でも(後輩にも焼けた肉をとってあげる気づかい)気の利いたパスを出せる所は、いつも感心させられる。俊輔!今年は、色んな意味で厳しい闘いになると思うけど、マリノスを頼みます!

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